死後、データを人に見られないようにする方法

          

こんにちは、MSJSサポートです。

スマホ・パソコンをお使いの皆さまの中には「パソコンやスマートフォンの中に、絶対に他人に見られたくないデータがある」という方がいらっしゃるかと思います。

しかし、自分の身にいつ何が起きるか分かりません。

不測の事態が起きた時のために、今回は《自分の死後、人に見られたくないデータを自動削除する方法》をご紹介します。

話題の関係上「死」という単語が乱立しますが、ご了承くださいませ。

スマホ

パソコン向け

パソコンの場合、『IT終活』という単語ができたこともあり様々な自動削除サービスが提供されています。

≪無料サービス≫

  • 死後の世界(※Mac非対応)
  • 事前に指定日数を設定、またはPC本体の起動日数が一定期間空くと自動でデータを削除してくれるフリーソフト。設定すれば遺言を残すことも可能。
    《サイトURL》
    ダウンロードページへ

  • 僕が死んだら・・・(※Mac非対応)
  • 事前に設定した遺言や遺品などを表示している間に、指定された不都合なデータを裏側で自動的に完全削除するユニークなフリーソフト。
    《サイトURL》
    ダウンロードページへ

  • Remove Timer(※Mac非対応)
  • 指定した日数が過ぎると自動的にデータを削除してくれるフリーソフト。本体を起動していなくても指定日数が過ぎれば削除される。
    《サイトURL》
    ダウンロードページへ

≪有料サービス≫

  • フィンガーセブンプロ【指紋認証セキュリティUSBメモリ(16GB)】
    (必要OS:Windows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10)参考価格:42,880円〔Amazon〕
  • USB単体で自動でデータを暗号化、その他セキュリティ機能や時限削除機能付きで情報漏洩防止に特化した商品。また、指紋認証機能付きなので他人にWindowsログインされるのを未然に防げる。

パソコン向けの自動削除サービスでは残念ながらMac対応のものは、今回調べた限りですと見つけられませんでした。

WindowsもOSは対応しているけどバージョンが違うので利用できない、なんて場合もありますのでダウンロード前に対応OS・バージョンはしっかり確認しておきましょう。

この他にも、不特定多数の人に見られたくないデータを【ZIPフォルダにまとめてパスワードロックをかける方法】や【データを偽装・隠ぺいする方法】、【パソコン自体にパスワードロックをかける方法】などもあります。

こちらも難しい作業ではないので、自分に合った方法でプライバシーを守りましょう。

スマートフォン向け

スマートフォンの場合、端末内のデータを事前に選択しておいて時が来たら自動削除…というようなアプリはまだ登場していないようです。

端末の初期化を行えば全データが削除されますが、一部機種では「本体端末のデータは削除されるがSDカードには残っている」という場合もあるので油断はできません。

比較的安全なのは

  • 秘密にしたいデータは全てGoogleで作成した裏アカウントに保存し、スマホからはデータを削除して鍵をかける。
  • Googleが提供しているアカウント無効化管理ツールを設定してアカウントに保存しているデータを自動削除、または信頼できる相手にデータを譲渡し代理で処理してもらう。

 

上記2つの方法だと思います。

この方法でしたらスマホを見られても隠しておきたいデータは見られることなく、秘密裏に削除されるので安心です。

オマケ:死後自身のSNSアカウントの処理をする方法

最近ではTwitterやFacebookといったSNSを通じてできた友人・知り合いがいるという人も増えてきていますよね。

オマケで、自分の身に何かあった時アカウントの後処理をしてくれるサービスも、メジャーなSNSを例にいくつかご紹介していきましょう。

  • Twitter
  • アカウント削除サービス対応。
    故人の親族または代理人(友人など)がTwitter社にアカウント削除のリクエストを送信することで対応してもらえる。
    リクエスト送信後に、故人の情報・リクエスト送信者の身分証明書・死亡証明書等の各種証明書のコピーを提出する必要があるので、事前準備をしておくとスムーズ。

  • Instagram
  • アカウント削除・追悼アカウント変更サービス対応。
    故人の親族または代理人(友人など)がInstagramにアカウント削除または追悼アカウントに変更の申請を送ることで対応してもらえる。(※ただし、アカウント削除の申請は故人の近親者に限る。
    また、申請後に故人の出生証明書・死亡証明書・代理人であることを証明する法的文書の提出が必要。

  • Facebook
  • アカウント削除・追悼アカウント変更サービス対応。
    事前にユーザー自身が上記のどちらかを選択・設定しておかなくてはならない。
    削除申請を行なう場合は、申請者が肉親である証明書・死亡証明書など各種書類の提出が必要。
    追悼アカウントに変更する場合は、事前に指定した代理の管理人(Facebook内の友達のみ指定可能)に今後管理を任せることになる。

  • LINE
  • LINEの場合、規約上たとえ故人の遺族・関係者だとしても第三者によるアカウントの引継ぎ・譲渡は認められない。
    故人のアカウント削除のみ、LINEの問い合わせホームから個別に対応可能。
    ※規約上1年以上LINEにアクセスが無いと運営側で自動的にアカウントが削除されるが、解約済みの電話番号は一定期間を過ぎると別携帯の番号に再利用されるため、電話番号に紐づけされているLINEアカウントをそのまま放置していると別人のものになっていることがままあるので、遺族の方は注意。

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